音楽教室は何歳からがおすすめ？育成に最適な年齢はいつから？

こどもは何歳から音楽教室に通わせるべきなのか。

• 0歳～2歳ごろは成果が得られなさそう…
• 3歳を過ぎてからだと遅すぎるのではないかしら。

何歳からが最適か不明瞭であるため、こうした悩みを持たれているのでは？
結論を述べると、音楽教室には5歳前後から通うのがおすすめです。

当記事では、なぜ5歳から通うのが最適なのか。
また、幼少時に音楽教室へ通わせるメリット・デメリットを解説します。

最後には、こどもが通うのにおすすめの音楽教室も紹介するので、ぜひご覧ください。

いつからが理想？音楽教室には何歳から通うべきか

理解力について

1つ目は「理解力」について。

音楽を習うのは、それなりの根気が必要です。
ピアノを例に挙げると、こどもでも以下と向き合うことになります。

• 鍵盤の配置を覚える
• 指の使い方を覚える
• 楽譜の内容の理解する
• 作曲者の思いを考える

こうしたことを、こどもながらに理解し反芻できるようになるのが5歳ごろのため、5歳がおすすめなのです。

「音楽や楽器を好きに楽しんでもらいたい」
という方も居ますが、それなら自宅学習を検討してみるのも良いでしょう。

身体について

2つ目は「身体」について。

こどもを音楽教室に通わせるときは、身体についても考えないといけません。

幼少期は成長が早く、0歳～5歳の短期間で大きく成長します。
とはいえ、丈夫な身体ではないため、楽器を始めると主に手を痛めることも。

楽器を始めるのは3歳ごろから可能ですが、5歳がおすすめなのはこうした理由から。
5歳よりも早く始める場合、こどもの不調に気づいてあげられるようにしましょう。

鑑賞（音楽を楽しむこと）であれば0歳からでも問題なし

5歳からがおすすめなのは、あくまでも「楽器を始める時期」です。

• 音楽を聴く
• 音楽に合わせて歌う
• 音楽に合わせて踊る

そういったことであれば、何歳から始めても問題ありません。
リズム感や音感を鍛えられるので、むしろ0歳からが好ましいとさえ言えます。

音楽教室に早くから通うメリットとは？

緊張をコントロールできる

こどものころは、緊張するシーンが何かと多くあります。
例えば…

• みんなの前で自己紹介をする
• 合唱コンクールで大勢の前で歌う
• 部活に入部して試合に出る
• 新しい環境下で友達作りに励む

といった場面。
この緊張をコントロールできるかどうかで、こども人生が大きく変わることは珍しくありません。

よくマンガやアニメで「自己紹介に失敗して学校生活を棒に振るキャラクター」と見たことがありませんか？
緊張を和らげる術を知らないと、そういうことに成りかねないなのです。

音楽教室に通うと、緊張する場面がたくさんやってきます。
それをやり過ごすうちに、少しずつ緊張を操作する術を身に着けられます。

考えるという癖が身に付く

「教えられたことしかできない」という人が居ますよね。

なぜ、彼らは教えた（お願いした）ことしかできないのか。
それは「考える」という行動ができず、先のことを読めないからです。

この考える癖が身についている人とそうでない人では、成長速度に大きな差が生じます。
例えば、試験勉強をするにしても、

• A：教科書を1ページ目から丸暗記
• B：自分の弱点を振り返り要点を数回復習

という2人が居たら、どちらが効率的であるか一目瞭然ですよね。
だけど、多くの人は考える癖が身についていないため、前者（A）の行動を取ります。

音楽教室は、この考える癖を身に着けられる場所でもあります。

将来、何も考えずボーっと過ごす大人にさせたいか。
それとも、革新的なアイデアが浮かぶ大人になってもらいたいか。

こどもを後者（B）に育てたいなら、音楽教室に通わせるのは良い判断と言えるでしょう。

幼いころから成功体験を積める

音楽教室に通うと、成功体験を積める回数を各段に増やせます。

• 楽譜を読めるようになった
• ミスなく曲を弾けた
• 課題を達成できた

例えば、上記のような経験ですね。
成功体験を積めないまま大人になると、どうなるのか。

成功体験とは、積めば積むほどその人の自信に繋がります。
つまり、積む機会が少ないと、挫折するとすぐ逃げ出す大人になりやすいのです。

東京大学に在学中、設立した会社を時価総額8,000億円まで成長させた堀江貴文さんも「自信は成功体験から付く」と仰るほど、成功体験は大事とされています。

親子のスキンシップを図れる

音楽教室に通わせると、こどもとスキンシップを図りやすくなります。
というのも、親から子へ「褒める機会」が増えるからです。

この褒める行為は、こどもの成長に大きく影響します。

あなたは、褒められると嬉しくなりませんか？

• 上司から書類の作成が上手と褒められた
• 夫（妻）から食事が美味しいと褒められた
• 友人から化粧が可愛いと褒められた

褒められるのが嬉しいのは、こどもも同じです。
そして、それが時に起爆剤となり、こどもの成長へと繋がることも。

実際、親が褒めてくれたことが嬉しくて勉強を頑張れたという東大生も少なくありません。

以前、東大生１８４人を対象に「賢い子が育った家庭の中身」というアンケートの監修をしたことがあります。
たとえば、「親は自分の話を聞いてくれましたか」という問いに対し、９割以上の東大生がＹＥＳと答えています。
また、「よく褒めてくれましたか」という質問では、８２パーセントの東大生がＹＥＳと答えています。
つまり、褒めて育てられた子が伸びるというのは、ある程度説得力があると考えてよいのではないでしょうか。

音楽教室に通うと、こどもを褒められる機会が増えます。
それは、こどもの成長に良いですし、親子のスキンシップを図るにも最適です。

学校の授業を乗り切れる

あなたが学生時代、音楽に触れる機会は意外と多かったのでは？

音楽の授業では、ピアニカやリコーダーの演奏。
また、学芸会で合唱する場面などもあったことでしょう。

最近だと、体育でダンスが必修科目になるなど、音楽に関係する授業は増えています。

そんななか、リズム感や音感がないこどもは、どう過ごすでしょうか。
授業で苦労するのはもちろんのこと、これを理由にいじめられる事例もあるので、人生に何かしらの影響が出ることも。

センシティブな面からも、幼少期に音楽を始めるのは非常におすすめです。

こどもを音楽教室に通わせるデメリットとは？

こどものうちから音楽教室に通わせるのは、メリットだけではありません。
デメリットも知らないと、いざ入会してから痛い目を見ます。

とにかく出費が多い

音楽教室に通うのは、とにかくお金が掛かります。

代表的なのは「月謝」で、教室にもよりますがこどもは1回あたり5,000円～8,000円。
週1回のレッスンだと、月に約20,000円以上の出費になります。

これを継続的に支払うとなると、厳しいと感じるのではないでしょうか。

また教室までの移動費（交通費）や、コンクールに出るとなると参加費や衣装代も掛かります。
自宅で練習するとなると楽器の購入費も掛かるので、相当の出費を覚悟した方が良いでしょう。

あなたの時間も割かなくてはならない

こどもを1人で音楽教室に通わせるのが難しければ、親であるあなたが付き添わなくてはいけません。

そうなると、当然ですがあなたの時間を割くことになります。

• 音楽教室に向かう準備
• 音楽教室までの移動
• こどものレッスン中
• 自宅までの移動（帰宅）

これらの時間を確保できるか、このルーティンをこなせるか。
入会前に考えてみることをおすすめします。

無理強いは禁物！こどもの自主性を尊重しよう

• 有名私立校に入学するため楽器を練習させないと…
• こどものうちから音楽に触れておくと情操教育に良いから…

こどもの将来を考え、教育に力を入れるのは素晴らしいことです。
ただ、親のエゴを主張しすぎで、こどもの自主性を無視してはいけません。

こどもに無理強いはせず、自らが「通いたい」や「楽器に触れたい」と思う、そんなサポートを行うことが大切です。

まとめ：こどもの成長に音楽はおすすめ！

• こどもが音楽教室に通うなら5歳からが最適
• 音楽を楽しむだけなら0歳からでも大丈夫
• 音楽教室に通うと緊張を和らげる術が身につく
• 音楽教室に通うと考える癖が身につく
• 音楽教室に通うと成功体験を積める
• 音楽教室に通うと親子のスキンシップを図れる
• 音楽教室に通うと学校の授業で有利になる
• お金と時間の使い方に注意

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レッスン回数	月謝
2回	4,000円
3回	8,000円
4回	12,000円

対象年齢は10歳以下で、5歳から始めても5年は通うことが可能。
また大人コースもあるので、11歳からも継続利用ができます。